- 自律神経失調症

自律神経失調症

なぜ自律神経失調症は色々な症状が出るの?

自律神経は全身の様々な器官をコントロールしています。内臓の動きは勿論人間の気持ち(感情)の変動も起きます。

その為、自律神経のバランス(交感神経・副交感神経)が崩れると全身のいたる所に支障をきたし、様々な症状が出現します。病院に受診され内科や整形外科等で検査をして異常所見が診られず、神経科、心療内科などの専門医を紹介され発見されるケースが多くあります。

「自律神経失調症だから」と思い込んで放置してしまうと、自律神経失調症の早期発見を見逃してしまい重症化するケースや、症状が長引いてしまう事もあるので決して放置しないで下さい。

自律神経失調症の原因

症状が一人一人違うように、自律神経失調症の原因も一人一人違います。 自律神経の、交感神経、副交感神経のバランスが乱れるのには、様々な原因があると言われています。

生活のリズムの乱れ

一般的な生活リズムを無視したライフスタイルや社会環境が自律神経失調症を引き起こす。
例)夜更かし、夜型人間、夜間勤務や、不規則な生活習慣

過度なストレス

人間関係等による精神的ストレス、仕事等の社会的ストレス、環境の変化等、たくさんのストレスが蓄積することにより自律神経失調症になるリスクが高まります。

ストレスに弱い体質

子供の頃からなにかあるとすぐに吐く(気分が悪くなりやすい・緊張しやすい)。下痢をしやすい。自家中毒。環境が変わると眠れない。等生まれつき自律神経が過敏で弱い方もいらっしゃいます。また、思春期や更年期になってから身体が弱っている時に自律神経のバランスが乱れやすくなる方もいます。

ストレスに弱い性格

『NO!』と断れない。感情の処理が下手。気持ちの切り替えができない。人の評価、他人の目を気にする。人を信じるのが苦手。依存性が強い等、ストレスへの抵抗力が弱い傾向の方も自律神経失調症に陥りやすいです。

環境の変化

現代の生活環境は適応能力が衰えやすく、社会環境の変化や、人間関係、仕事などの環境の変化などへの不適応や過剰適応から自律神経失調症になる方もいます。

女性ホルモンの影響

女性は生きていく中で、一生ホルモンのリズムが変化し続けます。この変化で女性ホルモンが自律神経のバランスに影響を与えます。

自律神経失調症4つのタイプ

~自律神経失調症には4つのタイプに分かれます~

本態性自律神経失調症

小児の頃からの元々の体質に原因があります。自律神経のバランスが乱れやすい体質のタイプです。
体力に自信がない体質の人や、低血圧の方に多く見られ、病院で検査をされても特に身体に異常は見つかりません。日常のストレスもほとんど関係しません。
このタイプの方は体質そのものに原因があり、体質を改善するために食事、睡眠、運動、休息等の生活習慣を見直していく必要があります。

神経症型自律神経失調症

心理的な影響(ストレス・トラウマ・その時の気分)が強いタイプです。自分の体調の変化に非常に敏感で、少しの精神的ストレス(緊張)でも体調を崩してしまわれる方です。
感受性が豊か過ぎる為、精神状態に左右されやすく、感情の移り変わりが引き金となり、身体に症状が現れてきます。

心身症型自律神経失調症

日常生活のストレスが原因です。先程までにあげた心と身体の両面に症状が現れるタイプです。
自律神経失調症の中で最も多く、几帳両で努力家、まじめな性格の方がよりなりやすいです。

抑うつ型自律神経失調症

心身症型自律神経失調症が時間と共に悪化、進行したタイプです。
やる気が起きない、気分がずっと沈んでしまっているという様な「うつ症状」が見られます。身体に出やすい症状は頭痛や微熱、だるさ、食欲がない、不眠等の症状が現れます。身体の症状とは別に裏に精神的なうつ症状が隠れている事もありますが、病院では身体の症状を改善する為の対症療法しか対処することができず、長い間不快な症状に悩まされる方が多くいらっしゃいます。几帳面な性格の方や、完璧主義のタイプの方が陥りやすいです。

自律神経失調症の治療法

症状・タイプ等により、身体と心の両面に働きかける治療、生活環境を整えるなどのことを行う必要があります。
体質・性格・ライフスタイルの崩れにも注目して見直し、改善することが必要です。


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